さて、火曜日です。
僕たち美容師は円形脱毛症の方をたまに見かけたりしますよね。
今回はこちら。
円形脱毛症のJAK阻害薬による治療を知ろう
お客様が気づかない円形脱毛症、いわゆる「10円ハゲ」を、理美容師が発見することがあります。
かつてはステロイド治療が主な対応策でしたが、2022年からJAK(ジャック)阻害薬の服用が認められ、完治率が劇的に向上しています。JAK阻害薬とは、細胞内の情報伝達分子を抑制する薬で、円形脱毛症のように、本来は病原体から身体を守る免疫機能が誤って自らの細胞を攻撃し、炎症を起こしてしまう自己免疫性疾患に有効です。免疫異常はリウマチの原因にもなり、JAK阻害薬はもともとリウマチ治療のために開発された薬です。
円形脱毛症は子どもに多く見られ、その約8割は1年以内に自然回復しますが、約5%は徐々に悪化するといわれています。10円サイズから拡大し、頭部全体に及ぶケースもあります。従来はステロイド外用薬で治療していましたが、その効果には限界がありました。
現在は、脱毛面積が頭部全体の50%以上の重症円形脱毛症という条件付きではありますが、JAK阻害薬による治療が可能となり、2年が経過した今、その効果について専門医らによる報告も増えています。総じて効果は高く、副作用も少ないと評価されています。
JAK阻害薬を用いた治療は、現在のところ脱毛専門クリニックや大学病院などの限られた医療機関にとどまっていますが、円形脱毛症で悩んでいるお客様に、最新の治療情報としてお伝えするのも良いでしょう。
そもそも円形脱毛症は、その多くが自然に回復する症状です。心理的要因も大きく関与しており、脱毛部分を目立たせない髪型に整えるだけで症状が改善したという例も報告されています。さらに、効果的な治療法が存在することを知るだけでも、心理的な不安が和らぎ、改善につながる可能性があります。
初めて知りました。
現在は、脱毛面積が頭部全体の50%以上の重症円形脱毛症という条件付き
ということなので、さすがにそのくらいになるとお客様は絶対気が付きますし、病院行きますよね。
ただ、美容師さんは知っていたほうがいい知識ですよね。
ぜひご参考に。