ヘアカラーって本当に不思議なんです。
そして美容師は本当にプロなんです。
はい。
いきなり意味不明なことを書きました。
まぁ簡単に言えば
美容師ってすごいちゃんと考えてカラーなどをしている
とうことを伝えたかったのです。
ということで・・・
例のシリーズです。
目次
同じカラー剤を使っても髪質やアンダートーンによって違う色になる
ということを分かりやすく実験しましょう。
カラーというのは一見簡単そうに見えて、実はかなり奥が深いです。
アンダートーンについてはこちら
また、以前にもこんな記事を書きました。
![](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6331-1-570x375.jpg)
- 元々の色素
- ダメージレベル
- 前回のカラーで残っている色素
- 染まりやすい髪・染まりにくい髪
さらに上記の要素が根元・中間・毛先で変わっています。
同じお客様でも、髪の状態によってカラー剤を変えないと前回と同じ色は出せないです。
つまり、カラーの調合は
- 元々の色素
- ダメージレベル
- 残留色素
- 染まりやすい・染まりにくい髪
これらを理解して調合しています。
補色とか配合とかを変えます。
逆に、一切上記のことを無視してカラーをしたらどうなるのか?
ということを試してみたいと思います。
準備
3つの毛束を用意します。
![IMG_6331](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6331-1024x768.jpg)
- 黒髪
- 金髪
- 白髪
元の明るさも違ければ、ダメージレベルも違います。
そしてホーユーのプロマスターのアッシュ単品(A10/9)
で染めます。
全く同じ条件でカラーをします。
予想
もちろん全てが違う色になりますよね。
逆に同じ色になったらカラー剤を疑いますw
とりあえず先に進みましょう。
美容師の自由研究スタート
ホーユーのプロマスターのアッシュ単品(A10/9)
6%等倍
まるで魔法のような言葉ですが、美容師には伝わりますw
ようはアッシュ単品で染めますよ。と。
![IMG_6319](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6319-1024x768.jpg)
全てに同じカラー剤を塗ります。
補色も何も関係ありません。
〜そして15分後〜
見てみましょう。
![IMG_6320](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6320-1024x768.jpg)
とりあえず染まっているのは確認できますね。
そして一番右側の白髪のダメージもわかりますねw
洗い流してみましょう。
全く違う状態の髪を同じカラー剤で染めた場合がこちら
まずは濡れている状態がこちら。
![IMG_6321](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6321-1024x768.jpg)
この時点で色が違うのが分かりますね。
では、乾かしてみましょう。
・・・
でん!!
![IMG_6325](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6325-1024x768.jpg)
あああ・・・
すごいことになっています。
とりあえず左から順に
黒髪をアッシュ単品で染めた髪
![IMG_6322](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6322-1024x768.jpg)
赤みが残っていますが、多少明るくなっています。
もしかしたらこの髪は黒染めとかしてるのでしょうか?
本当はもう少し明るくなる予定でした。
金髪をアッシュ単品で染めた髪
![IMG_6323](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6323-1024x768.jpg)
よくお客様がイメージしているようなアッシュですね。
ただし、補色を入れていないので少し緑がかっています。
白髪をアッシュ単品で染めた髪
![IMG_6324](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6324-1024x768.jpg)
おう・・・
素晴らしい色です。
ここまで綺麗に出るんですね。
これは絶対に白髪までブリーチしないと出ないやつですね。。。
ダメージがやばくてチリチリしていますがw
カラーチャートと比べてみても・・・
![IMG_6326](https://www.shinichi5.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6326-1024x768.jpg)
全く同じ色でした!!!
プロマスターのカラーチャートに嘘はなかったですね。
検証結果
同じカラー剤を使っても違う髪質・ダメージだと・・・
全く違う色がでる
です。
当たり前ですが。
そしてプロマスターはやはりいいカラー剤ですw
これらを理解した上で僕たち美容師はカラーをしています。
ホームカラーでは絶対に出来ません。
髪質やダメージ、アンダートーンなどなど。
僕たち美容師がカラーをする上で考えることはかなり奥が深いです。
僕たち美容師はプロです。
ぜひきちんと相談して、信頼してカラーをしてください。
ご参考までに。